CONSULTANT:山川 正雄(分野:電力 /学歴:大学院卒)

2011年11月にコンサルタントになりました

イメージが描けないままコンサルタントになったものの、なってみれば自分のやりたいことを存分にでき、自分のできることを思いっきり活かせる世界でした。
コンサルタントに至る道のりは、
①大学院:電子システム工学専攻。半導体を作成する研究をしていました。
②青年海外協力隊:ナミビア共和国で理数科教師。中高一貫校で主に数学、時々体育を教えていました。
③非常勤講師:日本の中学校で数学を教えていました。
④職業訓練所:電気設備科。ハローワークから紹介していただける訓練所で6600V以下の電気設備にかかる座学と実習を受講しながら就活をしていました。
⑤コンサルタント:八千代エンジニヤリング(株)国際事業本部電力・プラント部にめでたく入社できました!
自分なりに筋を通して生きてきたつもりですが、並べてみるとかなりのふらふら感が。でもこれらの経験を通して得たものは日々の業務の端々で活きています。

いろいろな立場の方の思いを感じて

私たちの主な仕事の一つに無償資金協力事業があります。これは皆さんの税金を使って発展途上国の発展に貢献するODA事業の一つです。我々はコンサルタントとしてどのような設備がその国には必要か、どのような規模が適切かということを検討し、計画、設計・積算、実施監理を行います。プロジェクトを計画し実際に形になっていく過程に、技術者としての広い視野持って携わります。
そんなコンサルタントの業務では、様々な国の様々な立場の方と関わることになります。発展途上国の電力会社、他ドナー、現地住民、JICA、日本の業者などです。プロジェクトを実施する中では、それぞれの立場における思いがあります。単に技術的に優れているだけではなく、実際に使う方にとっての使い勝手はどうなのか、その設備を導入することによる環境社会への影響はどうなのか、他ドナーの援助方針との整合はどうなのか、被援助国だけではなく日本にも裨益はあるのか等です。実際に現地を訪れ関係者と綿密な協議を行うことを通して、それらの思いすべての最適点を見つけ、それを将来につなげる。そんなことを日々肌で感じながら働ける仕事です。

身近な人々や自分の思いももちろん大切

コンサルタントの仕事は決して楽な仕事ばかりではありません。限られた条件でプロジェクトを進めるために毎日頭を悩ませ続けることがあったり、自分自身の力不足を痛感しながら、それでもより良い設計をするために背伸びし、実際に自分がその高さになれるよう勉強を続けたり。でも、それらは“楽ではない”であって、“つらい”とは違うと感じています。悶々とし続けた後、一歩でも物事が前に進んだり、自分の成長があったりした時の爽快感、また次の爽快感に向けて悶々とすることは、自分が仕事をしている実感、さらには充実感へとつながり、決してネガティブな言葉ではくくりたくないなと思います。
海外案件に携わるコンサルタントは特に、どのように家族や友人との時間をとるかということも重要です。不定期に出張が入ったり、出張が長期にわたることがあったり。あるコンサルタントの方は母親とコンサルタントを両立されています。その方は出張で海外に行くとスカイプで家族と連絡をとり、時には子どもと現地のホテルスタッフの方とが話す機会を設けるそうです。お子さんも日本にいながらにして現地の雰囲気を感じて楽しんでいるとのことでした。また、そのような時間があるため父子の絆も強くなったと仰っていました。物事はとらえ方次第でどのようにも楽しめるといういい例だと思いました。そして、個人的には会えない時間が相手への思いを強くするのではないかなと思ったりもします。
いろいろと日々の生活に配慮や調整は必要ですが、その分普通とはちょっと違った人とのつながり方ができ、オリジナリティあふれる人生が歩めると思います。
そんな人生、おもしろいかも!と思ったあなた、周りの方々にもご相談の上、コンサルタントの世界に足を踏み入れてみてはいかが?